ガフールの伝説 徹底分析


『ガフールの伝説』は、フクロウたちが最も進んだ生物となった世界を舞台にしたファンタジーで、人間たちは“異生物”と呼ばれ、城などの建築物が残っているなど、過去に存在していた痕跡しかない。そしてフクロウたちは、祖先より“ガフールの勇者たち”にまつわる伝説を語り継いでいる。
壮大な“伝説”にまつわる物語という点で、本作は『ナルニア国物語』のような正統派のファンタジーと呼べるだろうし、フクロウたちの王国やさまざまな勢力が割拠する中での正義と悪との戦いという点では『ロード・オブ・ザ・リング』として映画化されたファンタジーの名著『指輪物語』を彷彿とさせる。また主人公ソーレンと仲間たちが、勇者となる訓練や共同生活を通じて友情を育み成長していく姿は『ハリー・ポッター』シリーズさながら。
『ガフールの伝説』は独特の世界観を広げつつ、さまざまなファンタジーの集大成としての魅力を持った作品なのである。
『ガフールの伝説』でフルCGアニメに初挑戦したのは、『300〈スリーハンドレッド〉』『ウォッチメン』で知られるザック・スナイダー監督。『300』では古代ギリシャの壮絶な戦争を実写とCGを融合させて圧倒的な迫力で描き出すなど、映像技術を熟知している気鋭監督だけに、このまったく新しいタイプの作品の舵取りにはうってつけの人物だ。
フルCGアニメといえばピクサーやドリームワークスなどのマンガ調のテイストが主流だが、『ガフールの伝説』が目指すのはまるで眼前にフクロウたちの世界が広がるような超リアルな質感。描かれる大自然もタスマニア南西部など実在するものを参考にしており、CGとは思えぬ奥行きと広がりに目を奪われる。そしてフクロウのキャラデザインも、CGアニメならではの愛らしさとリアルさの絶妙なバランスが実現。フクロウたちが繰り広げるアクション描写も迫力満点で、まさに“今まで誰も観たことがなかった映画"と言えるだろう。
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