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■第11回
「記憶のはなし」

記憶力が悪い俺は、
忘れないため読書のあとに
必ずしていることがある

俺は記憶力がすごく悪い
まずね、興味のないことは覚える気がまったくないから。記憶力というよりも暗記力と呼ばれるものかもしれないけど、子どもの頃から漢字の書き取りテストなんて全然ダメだったし、日本地図上のどこになに県があるかなんて地理的なものもまったくダメ。今でも、長年一緒にレギュラー番組をやっているスタッフの名前を覚えていなかったりするから、彼らにガッカリされることもしょっちゅうあるし(苦笑)。

ただまぁ、自分が強く印象に残った記憶に関して言えば、けっこう鮮明に覚えているほうなのかもしれない。言ってみりゃ、喜怒哀楽に強く結びつくような記憶は、忘れないタイプなのだろう。

たとえば、人生で一番笑ったのは、親父にくすぐられたこと。俺は、子どもの頃から親父とめったに口を聞かなかったんだけど、小学校低学年の頃かなぁ。なぜか親父がくすぐり始めて、俺はゲラゲラゲラゲラ笑って。くすぐられる笑いって苦しかったりもするじゃない? 笑いすぎた俺は、あげくの果てに吐いちゃって、親父はドン引きしてた(笑)

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文:唐澤和也
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