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この競技のなにがすごいって、集まってくる選手の運動能力が確実に世界レベルだってこと。実際、アメリカンフットボールの選手のなかには、オリンピックで代表選手となった人が何人もいる。じゃあ、なぜそういう人材が集まってくるかというと、まずは、全米中が熱狂する人気の高さ。アメリカの4大スポーツのなかでも、圧倒的な人気を誇っているからね。NFLというプロリーグの全米ナンバー1を決めるスーパーボウルと呼ばれる王座決定戦があるんだけど、そのチケットはプラチナどころの騒ぎじゃない。一般発売されず高倍率の抽選制だから、まず手に入らない。それを逆手にとって、全米中の指名手配犯に「抽選当選」の通知を送っておびきだそうとしたら、続々と現れたっていう(笑)

でも俺は、そんな指名手配犯の気持ちがわかる。前回の「時間のはなし」で、海外旅行に興味がないと言った俺だけど、もしもスーパーボウルを生で観られるんだったら飛行機に乗ってしまう気がするから。

で、なぜアメリカンフットボールに優秀なアスリートが集まるかというと、ポジション別に求められる資質が違うというのも大きいと思う。ディフェンスを担当するラインバックは、言ってみりゃ格闘家みたいな体格が必要とされるし、おまけに足も速くないと務まらない。クォーターバックには頭脳と、スローイングの正確さや肩の強さも必要となる。まさに、適材適所。だからこそ、タイプの異なる優秀な人材が集まりやすいとも言える。

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文:唐澤和也
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