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■第17回
「キャラクターのはなし」

アメリカ人の
「日本人には個性がない」
という考え方は、バカ!

俺が、芸人のなかで一番強烈なキャラクターだと感じたのは、鮫島くんという男。爆笑問題とはほぼ同期のピン芸人で、ラママのライブに一緒に出てたんだけど、まぁ、笑った。俺が他人のネタで一番笑ったのって、鮫島くんのネタかもしれない。いわゆる天然キャラで、文字面じゃうまく伝わんないと思うんだけど、猪木の格好で出てきて、猪木の口調で「やめろ! ガウンを引っ張るな!」みたいな、くっだらないことを延々やるっていう(笑)。ラママは出番を待つ舞台袖が狭かったから、次の出番の芸人は、舞台正面幕のうしろに控えていたんだけど、鮫島くんが舞台に立ってバカ受けしてるのを待っている時は、「今日はダメだな。鮫島って天才だ」と思ったから。今は芸人を辞めて地元に戻ったと聞いてるけど、最近のぶっ飛んだキャラクターが受け入れられる時代だったら、一気に売れていたかもしれない。

ただね、実は俺、自分のキャラクターについて深く考えたことがない。漫才をやってウケたかどうかといった中身は気になるけど、「自分がなにキャラだと思われてるか?」なんて考えたこともないから。芸人仲間に関しても「この人は××キャラだ」なんて意識して接したことがない。一時期、カンニングの竹山がキレキャラって呼ばれてたけど、最近じゃあんまりキレてないなと、今思ったぐらいだから(笑)。

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文:唐澤和也
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