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テレビの仕事も原稿を書く仕事も、常に意識しているのは「世間」という漠然とした存在。俺は、目に見えないその存在を、どうすれば納得させられるかを考えている。

たぶん、俺の仕事は単行本が100万部を突破するだとか、ドカーンと一気に売れる類いのものではない気がする。でも、時事漫才のDVDを出し続けているだとか、『日本原論』がシリーズ化しているだとか、地道にコツコツと積み重ねている自負はある。もしも、世間の評価としてそれらが「定着」しているのなら、そこで報われているなぁって。

批判も多いけど、もう慣れた。“太田総理” を始めた頃や『憲法9条を世界遺産に』を出版した頃には、やっぱり気になっていたんだと思う。たとえば、2ちゃんねるを読むとするでしょ? すると、俺の主旨とはあまりにも解釈の違う批判が書かれていたから。その時期は、俺を批判するひとりひとりの所へ行って「俺が言いたかったのはそういうことじゃない!」と説得しに行きたいと考えていたほどだった。

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文:唐澤和也
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