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一方で、『アバター』なんて大ヒットを記録したし、いわゆるベタなハリウッド大作なんだろうけど、あの世界観はかなりシュールだとも言える。ってことは、売れているもの=ベタ、一部に熱狂的なファンがいるもの=シュールとする人もいるってこと。前者の売れているものが好きな人は、おそらく、作風としてのベタやシュールに興味があるんじゃなくてブームに乗っかるのが好きな人なわけで、シュールな映画が流行り始めたら真っ先に映画館に足を運んで「シュール映画ブーム」に乗っかるんだと思う。

最後に俺が最近みたシュールな夢の話を。夢の中で催眠術にかけられようとしている。ふだんの俺は催眠術を一切信じていないんだけど、まさに夢と現(うつつ)の間だったから「夢の中なら催眠術ってかかるかもしんない」と、意図的に催眠術に身を委ねたのね。で、「あなたは今、空を飛んでいます」と言われたら本当に浮遊感があって、めちゃめちゃ気持ちが良くて。その夢から醒めた時、テレビで突然犬になったりする人の気持ちが「催眠術ってこういうことか!」と初めて理解できて。読者の皆様、この夢ってシュールですかね(笑)。

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「ぴあ」2010.12.16号より
文:唐澤和也
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