1/2/3/4/5/6/7

■第2回
「発想とオリジナリティのはなし」

同じ人間はいないんだから
「オリジナリティがない」
なんてあり得ない

発想という言葉からイメージするものは大きく言ってふたつある

ひとつは、「着想」。実は、俺が漫才のネタを作る時に探しているのは、この「着想」だったりする。たとえば、田中の離婚ネタを作る上での視点をどこに置くかっていうね。田中の離婚なんて、俺の立場からすれば内輪ネタなわけじゃない? でも、芸能人の離婚というのは、世間の人からすれば憶測や勘ぐりが渦巻くものでもある。もしかしたら、同情が集まるのかもしれない。それらを踏まえて、田中の離婚ネタの「着想」をどこに置くのか。俯瞰でみるのか、田中の気持ちでみるのか、俺の気持ちでみるのか、客の気持ちでみるのか…。視点の置き場所を全部考えた上で、俺は「まったく違う見方ってないのかな?」と発想する。

1/2/3/4/5/6/7
文:唐澤和也
太田光しごとのはなしトップへ

ぴあ映画生活トップへ
(c)ぴあ株式会社