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もしも爆笑問題が漫才をやらなくなるとしたら、それはまぁ、俺のアイディアがまったく浮かんでこない状態になったらだと思う。実際、昔よりアイディアが浮かびにくくなってるから、コントから漫才に移行しているわけで。その漫才も、当初の「もしも設定のネタ」ではなく「時事ネタ」に変えてもいる。

ただ、若い頃から「もしもアイディアがまったく浮かばなくなったら?」という恐怖心があった俺は、早い時期から、うちの事務所に作家を入れてもらってきた。黒澤明という天才映画監督をして、全盛期の作品には数人の脚本家が参加して共同作業で練り上げていたと。その影響もあって、作家との共同作業を模索してきたってわけ。だからまぁ、なんとか漫才を続けられるんじゃないかという希望もある。それでも、俺らが舞台に出て行って誰も喜ばないって状況になれば、漫才をやめざるをえないと思っているんだけど(苦笑)。

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「ぴあ」1.21号より
文:唐澤和也
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