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ミスターが登場しただけで、会場が明るくなったんだけど、そのあと、三波春夫さんがステージ中央の階段から『世界の国からこんにちは』を歌いながら着物で登場したら、さらに武道館がパァ〜と明るくなって。三波さんの方から客席に向かって、ブワァ〜って風が吹いていくような感覚。俺は「この人、やっぱすごいんだなぁ」と思った。俺の語感で言う「抜けが良くて」、一点の曇りもない感じが印象的だった。

俺が、いずれやってみたいと思っている映画監督とリーダーシップの関係性ってどうなんだろうね。いろんな考え方があるだろうけど、俺は、監督というのは「どれだけ自分の我を張れるか?」が、その作品の勝負を分けるような気がしている。むしろ、リーダーシップを求められるのはプロデューサーで、監督は、いかにわがままでいられるかが重要なんじゃないかって。

最後に、爆笑問題のリーダーは田中ですから。ま、ふたりでやっててリーダーっていうのもどうかとは思うんだけど(笑)。

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「ぴあ」2010.7.29号より
文:唐澤和也
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